EEBUS イニシアティブのE-Mobility PlugfestにてSMAの新しいエネルギー管理プラットフォーム、ennexOSのテストを無事に完了

EEBUS イニシアティブのE-Mobility PlugfestにてSMAの新しいエネルギー管理プラットフォーム、ennexOSのテストを無事に完了

環境保全と経済性の両面からエネルギー消費を調整するためには、現在一般的となっているエネルギーネットワークに接続されている電気機器が共通言語で会話できなければなりません。この共通言語を構築する任務を担ったのが、関連業界の協力のもとに設立されたEEBUSイニシアティブです。EEBUS規格に基づいてエネルギー業界の共通言語を開発するために、スマートホーム、ネットワーク家電技術、電気自動車、エネルギーの分野をリードする欧州メーカーにより、この団体は設立されました。SMA Solar Technology AG (SMA)が新たに開発したエネルギー管理プラットフォーム、ennexOSは、EEBUS規格の基準を既に満たしています。このプラットフォームはシステムの発電機、負荷機器、蓄電システムを一括管理し、それらを最適に制御します。先日、EEBUSイニシアティブ初のe-Mobilty Plugfestがケルンで開催されましたが、そのなかでennexOSを電気自動車にも実装できることが証明されました。

今回初めて行われたe-Mobilty Plugfestのために、SMA、VDE協会(電気・電子情報技術)、VDA(ドイツ自動車工業会)会員のポルシェとアウディ、冷暖房システムメーカーViessmann、スマート家電やスマートホームソリューションを手がけるHagerの各代表者がケルンに集合。そこで、共通のデバイス言語の実地テストを実施しました。「統一されたEEBUS規格がエネルギーの効率的な利用を促進し、コスト削減に貢献することは間違いありません」とSMAエネルギーサービス部門の事業開発シニアマネージャーであるFrank Blessingは語ります。(2017年5月、EEBUSイニシアティブの役員に就任)「今回のe-Mobilty Plugfestならびに5月にミュンヘンで行われたHVAC Plugfestでは、Vaillantなど冷暖房機器メーカーの同席のもとに、暖房システム、スマートホームシステム、エネルギー管理デバイスの間の相互通信について厳しいテストが行われました。電力、暖房、移動体を接続するソリューションとして、SMAはSunny Home Manager 2.0とSMA Data Manager Mを提供しています。未来を先取りする通信技術がSMAによってすでに製品化されているのです。電気自動車を共通の基準に基づいてエネルギー管理に統合することは、e-モビリティ普及促進において大きな意味があり、オール電化社会の実現に向けた大きな一歩となります。

系統安定性と自家消費最適化の要件をテストでクリア
電気自動車の普及と既存の系統施設基盤への統合は、系統の安定性を確保するうえで大きな課題となっています。現在の系統および各国の系統構造では、インテリジェントな調整機能が実装されていません。たとえば大量の電気自動車が同時に電力網から充電するような状況には対応していません。そこで役に立つのが、SMAエネルギー管理デバイスのインテリジェント調整です。これはエンドユーザーにも付加価値を提供します。地域で発電した太陽光電力を電気自動車やその他の負荷機器の電力需要に配慮しながら最も効率的に使用されるので、末端消費者の利便性を犠牲にすることはありません。

EEBUSについて
EEBUSイニシアティブ(社団法人)は60社以上の会員を数える独立系の団体です。主にスマートホーム、ネットワーク家電、電気自動車、エネルギーの分野をリードする欧州メーカーによって構成されています。数多くの会員企業との協力のもとに、EEBUSイニシアティブはIoT社会におけるエネルギーのグローバル言語となるEEBUSオープンスタンダードを開発しています。個々のデバイスやシステムをこの規格に準拠させることで、どのメーカーのものでもお互いに通信でき、効率的なエネルギー利用のために調整できるようになります。今後開発される仕様はすべて国際的に統一され、自由に利用することができます。

SMAについて
SMAグループの2016年度売上高はおよそ10億ユーロ。あらゆるタイプの太陽光発電システムの主要部品となるソーラーパワーコンディショナの分野で、世界市場をリードする存在です。SMAは住宅用および産業用太陽光発電システムや大規模太陽光発電所で大きな発電量を確保する各種の製品とソリューションを提供しています。太陽光発電の自家消費効率を上げるために、SMAのシステムテクノロジーは各種の蓄電技術と容易に組み合わせて使用することができます。その製品ポートフォリオを拡充するものとして、SMAではそのほかにも太陽光発電所向けにインテリジェントなエネルギー管理ソリューション、総合的なメンテナンスサービス、運用管理なども提供しています。SMAは世界20か国で事業を展開しています。本社はドイツ、カッセル近郊のニーステタールにあり従業員数は全世界で約3,000名。そのうち500名が開発部門に従事しています。数々の受賞歴を誇るSMAの技術は、900件以上の特許と実用新案によって保護されています。SMAグループ本社のSMA Solar Technology AGは、2008年にフランクフルト証券取引所のPrime Standardに上場し(S92)、TecDAX指数にも含まれています。太陽光発電業界では現在、唯一のTecDAX指数の構成銘柄となっています。

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34266 Niestetal
Germany

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