SMAのエネルギーソリューション、展示会で大きな反響
SMA Solar Technology AG (SMA)が新たにリリースしたennexOSは、エネルギーフローを集約的に管理して、最適化することでコスト削減をもたらす、新しいタイプのエネルギー管理プラットフォームです。今年のIntersolar Europe（ソーラー技術専門見本市）で発表され、会場を訪れたお客様やビジターの注目を集めました。SMAのennexOSは各種アプリケーション分野にわたり使用できる、モジュール設計のプラットフォームで、エネルギーシステム内のあらゆる生産者と消費者を一括して管理することによって、システムコストの削減をもたらします。３日間にわたりミュンヘン（ドイツ）で開催された見本市でSMAが展示した、バッテリー用パワーコンディショナはどのような種類のバッテリーや用途にも対応する蓄電ソリューションとして話題になりました。また、SMAは展示会のハイライトであるIntersolar Awardを今年も受賞しました。表彰されたのはSMAのSunny Tripower CORE1。屋上および地面設置型パワーコンディショナの新しい標準となる製品として、専門審査団の高い評価を得ました。世界初の自立式分散型パワーコンディショナを使えば、産業用パワーコンディショナの設置時間が最大60%短縮され、総所有コストが大幅に削減されます。
今年の見本市を振り返って、SMAのPierre-Pascal Urbon（CEO）は「大きな手応えがあった」と語っています。「Intersolar Awardの連続受賞は、SMAテクノロジーの水準の高さを裏付けるものです。太陽光エネルギーのインテリジェントで効率的な利用のためにSMAがベストソリューションを提供していることが示されました。さらに、SMAが新たに開発したプラットフォームennexOSは、産業用発電システムの運営者が電力会社からの自立性を高め、競争力を伸ばすうえで大きなサポートになります。未来の再生可能エネルギー供給を視野に入れたエネルギー管理と蓄電システムのソリューションと技術革新により、SMAは太陽光発電システム運用者に優れたシステム技術を提供するだけではなく、電力取引を直接取り込むインテグレーションも実現できることが示されました」
発電、制御、電力消費の効率をさらに向上
住宅用発電システムを利用する個人と事業主の皆様にSMAが新たにお届けするのが、SMA Power+とSMA Energy+のソリューション。これらのソリューションにより、太陽光発電システム運用者は発電コストの削減を図りながら発電量を一段と増やすことができます。さらに、SMA Energy+はバッテリー蓄電システムを発電システムに組み込み、Sunny Home Manager 2.0によるインテリジェントなエネルギー管理を可能にします。新しいSunny Home Manager 2.0は家庭の電気機器をより簡単に一括管理し、消費電力を最適化します。
産業用太陽光発電システムと発電所向けの独自のコンセプト
Intersolar Awardを受賞したSunny Tripower CORE1では、産業用パワーコンディショナの設置コストを最大60%削減することができます。このSunny Tripower CORE1に加えて、分散型太陽光発電システム向けの新製品としてSunny High Power PEAK1が発表されました。これは分散型アーキテクチャの太陽光発電所向けに特別に設計されたもので、柔軟なシステム設計を可能にするとともに、コストの大幅な削減を実現します。
各種の用途やバッテリーに対応する効率的な蓄電ソリューション
その他にIntersolar来場者の注目を集めたのは、各種の用途やバッテリーに対応するバッテリー用パワーコンディショナというSMAの蓄電ソリューションでした。さらに見本市ではSunny Island 4.4M、6.0H、8.0H（系統連系にもオフグリッドにも対応するユーザーインターフェース搭載）、Sunny Boy Storage 3.7、5.0、6.0および新型Sunny Tripower Storage（個人ならびに産業ユーザー向けの系統連系アプリケーションに高圧バッテリーを組み合わせるモデル）などが紹介され、いずれも大きな反響を呼びました。また、大規模蓄電システムの分野では、SMAはSunny Central Storage 2200/2500-EV（バッテリー用パワーコンディショナ）を新たに発表。このパワーコンディショナは最大の系統安定性を確保しながら、系統に再生可能エネルギーを取り込むレベルを大幅に引き上げます。
集中型・分散型の太陽光発電設備向け、信頼性の高いシステムソリューション
大規模発電所向けのカテゴリでもSMAソリューションの技術の高さが光り、ブースを訪れたシステム運用者、EPC、投資家から高い評価を受けました。それらは、集中型および分散型の太陽光発電設備のシステム信頼性と長期的な可用性を最大限に高めるソリューションとなっています。特別高圧用 MV Power Station 5500SC-EVの新製品は、ギガワット規模の太陽光発電所専用に開発されたソリューションです。
SMAの新製品およびソリューションに関する情報は、すべてwww.SMA.deに掲載されています。
SMAについて
SMAグループの2016年度売上高はおよそ10億ユーロ。あらゆるタイプの太陽光発電システムの主要部品となるソーラーパワーコンディショナの分野で、世界市場をリードする存在です。SMAは住宅用および産業用太陽光発電システムや大規模太陽光発電所で大きな発電量を確保する各種の製品とソリューションを提供しています。太陽光発電の自家消費効率を上げるために、SMAのシステムテクノロジーは各種の蓄電技術と容易に組み合わせて使用することができます。その製品ポートフォリオを拡充するものとして、SMAではそのほかにも太陽光発電所向けにインテリジェントなエネルギー管理ソリューション、総合的なメンテナンスサービス、運用管理なども提供しています。SMAは世界20か国で事業を展開しています。本社はドイツ、カッセル近郊のニーステタールにあり従業員数は全世界で約3,000名。そのうち500名が開発部門に従事しています。数々の受賞歴を誇るSMAの技術は、900件以上の特許と実用新案によって保護されています。SMAグループ本社のSMA Solar Technology AGは、2008年にフランクフルト証券取引所のPrime Standardに上場し（S92）、TecDAX指数にも含まれています。太陽光発電業界では現在、唯一のTecDAX指数の構成銘柄となっています。
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